インスリンの発見

 すい臓から分泌されるホルモン、インスリンが発見されたのは歴史的に浅く1900年代に入ってからです。このホルモンは糖尿病に画期的な変化をもたらす事がわかったのです。

 

糖尿病に画期的な変化をもたらす、1900年代に入ってからです。すい臓は消化液を分泌する外分泌腺と、ホルモンを分泌するランゲルハンス島という内分泌組織が混在する珍しい臓器で、長年その働きは不明のままでした。やがて、実験的にすい臓を切除することで糖尿病になることがわかり、糖尿病の原因が滕臓の分泌するホルモンと関係があると突き止められたのです。

 

 島から出るホルモンということでインスリンと命名されましたが、このインスリンの抽出は困難を極め、世界中の科学者が挑戦しましたが、皆失敗し、一時はほとんどあきらめかけられていました。

 

 ところが、ついに1921年、バンティングとベストという2人の若い研究者が、外分泌腺を萎縮させた犬のすい臓からインスリンを抽出することに成功したのです。これを記念してバンティングの誕生日を「世界糖尿病の日」としています。(11月14日)

 

 抽出されたインスリンは、動物実験を繰り返した後、慎重に患者に試されました。患者は、少年時代に発症した糖尿病患者(1型糖尿病)で、インスリンがまったく分泌されないため、手の施しようがなく、死を待つしかないという状況でした。その子に初めてインスリンが注射され、ドラマチックに延命効果が得られました。その後、豚や牛のすい臓からインスリンか抽出され、量的には足りるようになりました。幸いなことに豚インスリンは人間のインスリンとよく似ていました。
 しかし、注射してから体内で効いている時間が短いために、1日6回から8回注射しなければなりませんでした。また、当時のインスリンは抽出技術が低く、純粋なインスリンでないために、アレルギーを起こしたり、インスリンに?する抗体が体内で作られ、インスリンの効きが弱まることもありました。

 

 現在ではインスリンの全アミノ酸配列がわかり、さまざまの改良が加えられて人に投与されています。

 

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