インスリン抵抗性とは
インスリン抵抗性とは、細胞のインスリン感受性が低した状態によりインスリンの作用が悪くなっている状態です。インスリン抵抗性があると、骨格筋や肝臓、脂肪組織での等の取り込みが悪くなるため、インスリンが分泌されているのにもかかわらず血糖値が下がらない状態になります。
なぜインスリン抵抗性があらわれるかについてですが、遺伝子や肥満、ストレス、喫煙などが関係していることが分かっています。
インスリン抵抗性の悪循環
インスリン抵抗性が増大しても、膵臓のインスリン分泌能力が保たれている限りは余分にインスリンを分泌して抵抗します。しかし、インスリンが大量に分泌すると血液中の糖が脂肪細胞の中に蓄えられて太ってしまいます。太ると骨格筋や肝臓のインスリン感受性が低下し、更にインスリン抵抗性が増大するという悪循環に陥ります。これを「ブドウ糖毒性」と呼びます。
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