民間療法と特定保険用食品
糖尿病は古くからある病気なので、民間療法が多くあります。特に最近は、酢が血糖値を下げるということが囁かれています。ある実験の結果では、食前に20mlの酢を飲むと、血糖値の上昇を抑える効果のあることが確認できています。
そういう意味では、食事にワカメ酢などの酢の物を必ず付けるようにするというのも、糖尿病対策には有効であると思えます。しかし、少量の酢ではかえって血糖値を上げる場合もあるので、毎食酢を飲むのがよいかどうかは検討が必要です。
ブラジルには、インスリン様の化学物質を含む植物があり、地元では愛用されているようですが、あまり効果が強いと薬口と同じで低血糖をきたすことがあるようです。巷では高血糖への特定機能性食品が販売されています。特定保健用食品とは厚生労働省が病者用食品として健康増進法(旧栄養改善法)で定めた食品です。特保マ?クが認められた理由は、食後30分あるいは2時間の血糖値が対照に比して下がった、というもので、せいぜい20mg程度の低下なのです。
しかも対象者数が少なく、 5人という研究もあります。多くても20人程度です。この程度の資料で、何百万人もの人に勧める商品として特保マークが付けられるのは問題です。効能に「食後血糖値が上がりやすい群でのみ、食後血糖20分〜2時間値の低下」、安全性として「長期摂取(3力月)による問題なし」とありますが、単回摂取により被験者全体では、試験食のほうが低値を示しましたが、差はわずかで有意差がなく、長期摂取によつても空腹時血糖値はまつたく変化がありません。
血糖値を下げるという特保には、パインファイバーという食物繊維の入っていることが多く、難消化性のためブドウ糖への分解が低く、吸収されないという効果を期待しているものです。
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